宮崎診療所総合健診

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婦人科検診

1.乳がん検診について

 日本人女性が一生のうちに乳がんを発症する率は、50年前は50人に1人、ほんの十数年前は20人に1人と言われていたのが、今は11人に1人と、右肩上がりに増えています。また、乳がんによって亡くなった女性は、2016年には14,000人を超え、1980年の4,000人と比較すると3倍以上に増えているという現実があります。(国立がん研究センター がん情報サービスより)
 しかし、乳がんは早期発見できれば治癒率の高いがんです。セルフチェックと定期健診を受けることで、がんのリスクを圧倒的に減らすことが出来るのです。

検査について

※常時、女性検査技師が対応いたします

①マンモグラフィ(乳房X線撮影法)

②乳腺エコー(超音波診断装置)

●マンモグラフィーとエコー(乳腺超音波検査)どちらを受診したらいいの?


 マンモグラフィーエコー(乳腺超音波検査)にはそれぞれ違う特徴があり、乳がん発見における検出しやすい病変も異なるため、どちらの方が優れているとは一概にはいえません。
 マンモグラフィーは、乳房にエックス線を当てる検査で、がんの疑いがある微細な石灰化物も検出できるため、乳がんの早期発見に大きく寄与します。レントゲンと同じ原理で、石灰化物は白く写ります。ただし、乳腺が発達している10~30代の場合、乳腺が白く写りこんでしまうため、判別がしにくくなる場合があります。
 乳腺エコーは、乳房に超音波を当てることで、リアルタイムに腫瘤(しゅりゅう)などの病変を検出する検査です。がん組織がある場合、その形が黒く浮かびあがります。乳腺の影響を受けにくく診断できるため、一般に乳腺組織が発達している40歳以下の方には特に有効な検査です。その一方で、乳腺の微細な石灰化を描画するのはマンモグラフィーと比較すると不得意とされています。
 このように、マンモグラフィーと乳腺エコーとでは、検出を得意とする病変が異なりますので、精度の高い早期発見のためには、やはり両方の検査を受診することをお薦めします。どちらか一方を、という方は、上記の特徴を加味して選ばれてみてはいかがでしょうか。

2.子宮頸がん検診について

 子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発生します。子宮の入り口と表層付近に発生することが多いので、婦人科検診を受けられることで、発見されやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要といわれています。 子宮頸がんは、最近特に若年化が目立ち、20~30歳代で発生するケースが増えてきています。25~35歳の若い世代で、1975年(約40年前)と比べ罹患率が約4倍と増加傾向にあります。(国立がん研究センター がん情報サービスより)
 自治体の補助やご加入の健保組合の補助で20歳から隔年で子宮がん検診を受診することができますので、受診をお勧め致します。
 当施設では、子宮頸部細胞診を行います。女性医師の担当日もございます。
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